2026/06/16
京都の家づくり
「外との距離感」が難しい京都の家づくり|京都市西京区の工務店が考える開放感と暮らしの話
開放感だけではない、京都の家づくりで大切にしたいこと
京都市内で家づくりを考えるとき、意外と難しいのが「窓の取り方」です。
住宅展示場のような大きな窓や開放的なリビングに憧れる方も多いのですが、実際の京都の住宅地では、そのまま取り入れられないことも少なくありません。
なぜなら京都には、
道路が狭かったり、住宅が密集していたり、隣の家との距離が近かったりと、地域ならではの土地条件があるからです。
大きな窓をつくったものの、
「思ったより視線が気になる」
「カーテンを閉めたままになっている」
そんなお話を聞くこともあります。

開放感より「どう落ち着くか」
家づくりで多くの方が「開放感」を大切にされます。
もちろんそれは素敵なことですが
開放感だけでなく、「どう落ち着いて暮らせるか」も同じくらい大切だと考えています。
例えば、
道路側の視線を少し調整したり
高窓からやわらかな光を取り入れたり
あるいは中庭や吹き抜けを利用して、外からの視線を気にせず空や光を感じられる空間をつくったり。
そうした工夫によって「明るいのに落ち着く」
そんな居心地の良い住まいが生まれます。

京都の暮らしに合う「内へ開く」という考え方
京都の町家には坪庭がありました。
外からは閉じているように見えても、家の中には光や風がやさしく届く工夫がされています。
現代の家づくりでも、この考え方はとても参考になります。
中庭や吹き抜けを設けたり、窓の位置を工夫したりすることで、外へ大きく開かなくても十分な明るさや開放感をつくることができます。
むしろ、守られている安心感があるからこそ、家の中で心からくつろげるのかもしれません。
家は、ずっと気を張る場所ではなく
力を抜ける場所であってほしいと思っています。

心地よい距離感が、暮らしを豊かにする
家は、毎日を過ごす場所です。
だからこそ光の入り方や視線の抜け方だけでなく、
「この場所でホッとできるか」
を大切にするべきだと思います。
外とのつながりは感じられるけれど、必要以上に気を張らなくていい。
明るいけれど、落ち着いて過ごせる。
そんな心地よい距離感が、京都の家づくりにはとても大切だと思っています。
家づくりを考え始めると
つい間取りやデザインに目が向きがちです。
でも実際に暮らし始めてから満足度を左右するのは
こうした小さな心地よさの積み重ねかもしれません。
ココチの家では、ご家族それぞれの暮らし方や土地条件に合わせながら「落ち着いて暮らせる住まい」を一緒に考えています。
視線・光・距離感の整え方など、いつでもお気軽にご相談ください


