2026/06/02
京都の家づくり
なぜ京都の家は「風通しが良い」だけでは快適にならないのか|京都市西京区の工務店が解説
風通しの良い家にしたい
京都の夏は昔から蒸し暑く、
「いかに風を通すか」がとても大切だった地域です。
「風通しの良い家にしたい」
というご相談もよくお聞きします。
確かに、昔から京都の町家などは、
・風を通す
・熱を逃がす
・夏をしのぐ
という考え方でつくられてきました。
でも最近は少し状況が変わってきていると感じています。

「窓を開ければ快適」と言い切れない
このブログを読んでおられる方も
こんなことを感じたことはないでしょうか?
「窓を開けても湿気が入るだけ」
「夜でも外の空気がぬるい」
京都の夏は以前に比べて
・夜でも気温が下がりにくい
・湿気が重たい
・風そのものが弱い
という日が増えています。
京都市内のこんな状況が影響していると思います。
・建物が密集している
・道路幅が狭い
・周囲の熱がこもりやすい
さらに最近は、花粉 / PM2.5 / 防犯 / 騒音の観点から
「一日中窓を開けて暮らす」こと自体が難しいケースも増えました。

「風通しが良い家」=「快適な家」ではない
風通しを考えることはもちろん大切ですが
ココチの家では “外の影響を受けすぎない家”
が重要だと考えています。
比較してみると
✔︎断熱や気密が整っていない住宅
夏になると、
・外の熱気が入りやすい
・室温が安定しない
・湿気の影響を受けやすい
という状態になります。
その結果、窓を開けても暑いし閉めても暑い。
という状況が起きやすくなります。
✔︎断熱・気密・窓性能が整っている住宅
・エアコン効率が良い
・温度差が少ない
・湿気がこもりにくい
[外気の影響を受けにくい]ため
室内環境を安定させやすくなります。
大切なのは“コントロールできること”
「風を入れる」か「閉じる」か二択ではありません。
京都の夏の湿気や冬の底冷えを考慮すると
・窓配置
・日射遮蔽
・断熱
・気密
・換気計画
まで含めて考える必要があります。
家づくりで「窓を増やせば快適」と思われることがありますが
「前の家は窓が多かったけれど結局エアコンが効かなかった」
というお話を聞くことも多いです。
窓が多いことで、熱が入ったり西日がきつかったり
湿気がこもる状態になることもあります。
どこに、どんな目的で窓をつくるかが重要です。
目指すのは一年を通して身体がラクな家
ココチの家は
単純に「風通しが良い家」を目指すのではなく
身体に負担がなくラクな家を目指しています
◎夏の夜、
窓を開けなくても空気が重たくないこと。
◎冬の朝、
廊下へ出るのが嫌じゃないこと。
そういう毎日の小さな快適さが
長く暮らす家ではとても大切なのだと思っています。
京都の気候に合った家づくりについてお伝えしています
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