2026/03/27
住んでから後悔しない家づくり
高性能住宅で“乾燥しすぎる家”にならないために
快適さは断熱だけでは決まりません
高気密・高断熱の家に住み始めてから
「暖かいのに、なんだか乾燥する」
とお施主さまからお聞きすることあります。
実はこれは高性能住宅が悪いという話ではありません。
むしろ性能が高いからこそ起きやすい現象です。

暖かいのに乾燥する理由とは?
高気密・高断熱の家は外の寒さの影響を受けにくく、室内の温度を保ちやすい住まいです。
その一方で、冬は換気によって外の乾いた空気が室内に取り込まれます。冬の外気は湿度が20〜30%程度と非常に乾燥しています。
この空気がそのまま室内に入ることで室内の湿度も下がりやすくなります。
さらに、暖房を使うことで空気が暖められると
同じ水分量でも湿度はさらに下がります。
・換気で乾いた空気が入る
・暖房で湿度が下がる
この2つが重なることで、
「暖かいのに乾燥する」という状態が起こります。

実際の暮らしで起きていること
・リビングは快適なのに喉がイガイガする
・寝室で朝起きると乾燥を強く感じる
・加湿器を置いても、部屋全体が潤わない
これは、湿度が足りていないサインです。
温度だけが快適でも、
湿度が不足すると体は快適だと感じません。
快適な家は「温度+湿度+空気」で決まる
家の快適さは、温度だけでは決まりません。
本当に大切なのは温度・湿度・空気の流れのバランスです。
どれかひとつが欠けると、どこかに違和感が生まれます。
特に高性能住宅ではこのバランスがより重要になります。

乾燥しにくい家にするために
では、どうすれば良いのかというと大切なのは特別なことではありません。
① 加湿を前提に考える
高性能住宅では「加湿は必要なもの」と考えることが大切です。
・加湿器の適切な配置
・部屋の広さに合った加湿量
これだけでも体感は大きく変わります。
② 換気の状態を整える
換気は付いているだけでは不十分です。
・フィルターの清掃
・風量の設定
・給気と排気のバランス
これらによって、湿度環境は変わります。
③ 暮らし方も影響する
・室内干しをする
・扉を開けて空気を循環させる
・寝室にも湿度対策をする
こうした日常の工夫も大切です。
私たちが考える「本当に快適な家」
ココチの家では「暖かい家」ではなく、
“違和感のない家”を目指しています。
・乾燥しすぎない
・空気が重くならない
・どこにいても落ち着く
こうした状態が整って初めて本当に心地よい暮らしになります。
最後に
高性能住宅はただ暖かいだけの家ではありません。
その性能を正しく活かすことでより快適な暮らしが実現できます。
もしも「乾燥が気になる」「これが普通なのか分からない」と感じられた場合は、それは見直すべきサインかもしれません。
住まいは、建てて終わりではなく
住んでから整えていくものです。
まずはご自身の暮らしに合う家かどうか
一度ご相談ください。
ココチの家では住んでからのご相談も大切にしています。
小さなことでもどうぞお気軽にご相談ください。

京都の風土と暮らす、上質な住まい
ココチの家×こども未来設計事務所[京都市西京区]
原田恵美

