2026/02/02
住んでから後悔しない家づくり
換気は付ければ終わりではありません|住んでから分かる家の差
「換気はちゃんと付いていますか?」という質問
家づくりの相談でよくこんな質問を受けます。
「この家、換気は大丈夫ですよね?」
多くの方が思い浮かべているのは
「換気設備が付いているかどうか」 です。
ですが、実際には換気は“付いているか”よりも
“機能し続けているか” の方がはるかに重要です。

換気は「設置」ではなく「管理」まで含めて性能です
最初に結論をお伝えします。
換気は、付けた瞬間がゴールではありません。
- 空気がきちんと動いているか
- 排気量が適正か
- 機械が本来の性能を発揮しているか
ここまで含めて初めて「換気ができている家」と言えます。
6年住んでから起きた、ある出来事
先日、6年前にお引渡しをしたオーナー様宅 での出来事です。
天井点検口から結露水が落ちてくるというご連絡をいただきました。
詳しく調べていくと、
- 換気本体の清掃が長くできていなかった
- 排気量が想定より少なくなっていた
- 点検口のビスがわずかに緩み、外気が入り込んでいた
という、いくつかの小さな要因 が重なっていました。
換気設備は「止まっていなくても」性能が落ちます
このとき換気設備が壊れていたわけではありません。
- スイッチは入っている
- 機械も動いている
それでも、 本来の換気量は確保できていませんでした。
換気設備は、
- フィルターの汚れ
- ダクト内の状態
- 住まい方の変化
によって、少しずつ性能が落ちていく ものです。
これはどのメーカーでもどの家でも起こります。
「匂い」は、換気の不調に気づくサインです
今回の件で印象的だったのは、結露が起きる前に 「匂いの違和感」 があったことです。
- なんとなく空気がこもる
- 以前より空気が重く感じる
こうした感覚は換気量が足りていないサイン であることが多いです。
数字や機械よりも、実は 住んでいる人の感覚 が一番早く異変に気づきます。

メンテナンス後、さらに寒くなっても結露は出ませんでした
現地で行ったのは大きな工事ではありません。
- 換気本体の清掃
- 排気量の再調整
- 点検口まわりの微調整
ですがその後、外気温はさらに下がっていきましたが結露は再発していません。この結果が示しているのはとてもシンプルです。 換気が適正に機能すれば、家はきちんと応えてくれるということです。
高性能住宅ほど、換気の考え方が重要になります
高気密・高断熱の家は、
- 外の影響を受けにくい
- 室内環境をコントロールしやすい
というメリットがあります。
一方で換気が弱ると影響が出やすいという側面もあります。
だからこそ「性能の高い家=換気がより重要な家」とも言えます。
今回の話は実際に住んでから起きた出来事がきっかけでした。
その具体的な事例については、「6年住んでから起きた結露の話」でご紹介しています。
🔗
→ 6年住んでから起きた結露の話
私たちが換気を「暮らしの一部」と考える理由
換気は、
- 目に見えない
- 音もしない
- 実感しにくい
設備です。ですが、
- 空気
- 湿気
- におい
- 健康
すべてに関わっています。
だから私たちは、換気を設備ではなく“暮らしのインフラ” として考えています。
換気は、家を守る静かな仕組みです
- 換気は付ければ安心、ではない
- 小さな不調が、結露や違和感につながる
- きちんと整えれば、家は長く快適に保てる
換気は普段は意識しなくていいけれど、放っておいてはいけない存在 です。
換気を含めた家の性能は、単に快適に暮らすためだけでなく家族の健康や安心を守るためにあります。🔗
→ 家の性能は「快適さ」ではなく「家族を守るため」にあります
住んでからの「違和感」も、立派な相談理由です
- 空気がこもる気がする
- 匂いが以前と違う
- これって普通なのか分からない
そんな小さな違和感こそ早めに確認することが大切 です。
ココチの家では、住んでからの点検やご相談も家づくりの一部だと考えています。
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ココチの家×子ども未来設計事務所[京都市西京区]
原田恵美

