2026/02/01
住んでから後悔しない家づくり
ある日、6年前にお引渡ししたオーナー様からお電話がありました
6年住んでから起きた結露の話
先日、6年前にお引渡しをさせていただいたオーナー様 から一本の電話がありました。
「天井の点検口から、水滴が落ちてきているんです」
突然のことで、ご不安になられている様子が伝わってきました。

実は、その少し前に気づいていたことがありました
年末に別件でオーナー様宅に伺った際、
家の中にわずかな“こもった匂い” を感じていました。
そのときに、
- 換気の状態を一度見直した方が良さそうなこと
- 換気量の調整が必要かもしれないこと
をお伝えしていました。
ただ年末年始という時期もありすぐにメンテナンスに伺えず、少し時間が空いてしまいました。そして、その間に今回のご連絡をいただいたのです。
現地で分かった結露の原因
すぐにオーナー様宅へ伺い、状況を確認しました。
そこで分かった原因は一つではありませんでした。
主な原因は次の3点です。
- 換気本体の清掃ができていなかったこと
- 何らかの要因で 排気量が少なくなっていたこと
- 天井点検口の ビスがわずかに緩み、外気が入り込んでいたこと
この
- 排気量の低下
- ほんの少しの隙間
が重なり冷たい外気と室内の空気がぶつかって結露が発生していました。
このような結露は換気や家の性能をどう考えているかによって起こりやすさが大きく変わります。
換気については、
「換気は付ければ終わりではありません」
という考え方で、別の記事でも詳しく書いています。
その場で行った対応
現地では、次の対応を行いました。
- 換気本体の 清掃
- 換気の 排気量を計測し適正値に調整
- 点検口まわりの ビスをすべて締め直し
作業自体は大がかりな工事ではありません。
ほんの少しの調整とメンテナンス でした。
メンテナンス後に外気温は さらに下がっていきました。
ですが後日、オーナー様が来て下さり「あれから、結露は一切出てないよ」との一言を聞いて、私たちもほっとしました。

結露は「築年数」だけが原因ではありません
今回の件で、改めて感じたことは
結露は「築年数」だけが原因ではないということです
- 高気密・高断熱の家でも
- 性能の高い換気設備でも
「少しの隙間」
「少しの排気量不足」
これだけで結露は起こります。
逆に言えば、きちんと調整・管理されていれば、防げる現象 でもあります。
家の性能は「建てた瞬間」ではなく「暮らしの中」で問われます
家は完成したら終わりではありません。
- 住み方の変化
- 季節の変化
- 機械の状態
これらに合わせて微調整やメンテナンスをしていくこと がとても大切です。
性能の良い家とは数値が高い家ではなく
「きちんと面倒を見続けられる家」
だと私たちは考えています。

また家の性能についても、
私たちは「快適さ」だけではなく、
家族を守るためのもの だと考えています。
🔗
→ 家の性能は「快適さ」ではなく「家族を守るため」にあります
ほんの少しの差が、大きな違いになります
今回の結露は、
- 大きな欠陥ではありません
- 特別なトラブルでもありません
ですが、
- 放置すれば不安になる
- 原因が分からなければ怖くなる
そんな出来事でもあります。
だからこそ、私たちは引き渡し後も向き合い続けます。
もし今、住まいのことで気になることがあれば
- これって相談していいのかな
- どこに聞けばいいか分からない
- 小さなことだけど不安
そんなときこそ早めに声をかけてください。
ココチの家では住んでからの「ちょっとした違和感」も
大切なサインだと考えています。
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京都の風土と暮らす、上質な住まい
ココチの家×子ども未来設計事務所[京都市西京区]
原田恵美

