築25年の実家をリフォームすることになりました。建てたときは家族5人で暮らしていた家ですが、私ひとりが住むにあたって、メインとなる1階のLDKをもっと居心地よくしたいと思ったのです。

いちばんの悩みは室内の暗さと湿っぽさでした。住宅密集地でお隣との距離が近いため、日当たりが悪く、風通しもよくないのです。
ココチの家の原田さんにも「とにかく明るくしてください」とお願いしました。

まず提案してもらったのが内装の変更です。暗い色味のフローリングだったのを、明るい杉の無垢板の床に。壁のクロスもライトなトーンのベージュにしてもらいました。それだけで室内の印象がぐっと明るくなりましたね。

キッチンは対面式だったのですが、向きを変えて壁に付けることでダイニング・リビングとの一体化を図りました。その分、空間を広く使えるようになりました。

キッチンの扉材の色はオリーブ色。床の間の壁のクロスはからし色を選択。最初のうち、親族は「そんな色は見たことない」と賛成してくれませんでしたが、原田さんだけは「ご自分が住むのだから、好きなようにするのがいちばん」と味方になってくれました。

原田さんは本当に頼もしかった。私が判断に迷ったとき、すぐに道筋を示してくれました。きちんと理由を説明してくれるので、すんなり納得できるんです。

以前は、採光のためか、窓が多かったのですが、実際には隣家が迫っていて光が入りません。そこでその一部を壁にして収納を造り付けるという提案もしてもらいました。

洗面台やキッチンの高さを私の使いやすい寸法にしてくれたのも助かりました。腰の負担が減って毎日の洗顔も楽になりました。

日当たりは変わっていないのに、リフォーム後はとても明るく感じます。クロスも床も、キッチンもトイレも、原田さんに相談しながら自分で選んだもの。「自分の家」という愛着が以前よりも湧いたように思います。

原田さんには「お客様は私の家族だと思っています」と言ってもらえたのがうれしかった。困ったことがあると、真っ先に電話しています。気持ちよく応対してもらえて本当に心強い存在です。