
『子どもが巣立った後の住まいを、
夫婦二人の「終の住処」に改装』『子どもが巣立った後の住まいを、夫婦二人の「終の住処」に改装』
ライフスタイルに合わせて収納や間取りを改善
わが家のリフォームのきっかけはキッチンの水栓の水漏れでした。ココチの家に連絡して相談しているうちに、築20年になるわが家の見直しをしようという気になったのです。
ちょうど3人の子どもも巣立ち、夫婦二人になったところでした。
ココチの家の原田さんにわが家の状況を見てもらったところ、「家族5人で住んでいた頃とはライフスタイルが変化しているので、今の暮らしと家とがマッチしていないのでは」というお話がありました。
わが家は1階がガレージ、2階にLDK、3階に個室という間取りだったのですが、私としても、もともと靴や衣服の収納が足りないと思っていました。
私も夫も仕事を持っているので、家に帰るとオンからオフへと気持ちを切り替えたい。そこでまず、モノがあふれないように収納計画を立ててもらい、家の中をスッキリさせることが大きなポイントになりました。
窓辺の下に低めの収納チェストを造作。収納量が増えたので、大きくてスペースをとる食器棚やテレビボードは思い切って捨てました。これでかなりスッキリしましたね。
使わなくなった子どもの部屋は、和室から洋室に変えて、その押し入れもクローゼットに。私が使える部屋ができました。
ダイニングにはワインセラーも設置。夫婦それぞれに仕事の予定もあるのですが、一緒にいられるときはダイニングをバーのようにして楽しんでいます。
10年先、20年先を見据えたリフォームプラン
原田さんからは「家事をする時間がないのなら、家事をしなくていい空間にしましょう」と言ってもらえました。おかげで、とくにキッチンはコンパクトに機能的にしてくれて。「散らかって片付かない」とか、「食事の支度に手間がかかる」ということがなくなりました。
気軽に夫婦で晩酌を楽しめるのは、リフォームのおかげですね(笑)。
原田さんとは家族のこの先のことについてもよくお話しました。夫婦二人になりましたが、この先、子どもや親との同居もあるかもしれない。そんなことから、なるべく個室を完全に閉じるのではなく、オープンにしておいて後から間仕切りで区切れるようにする、という可変性のある空間づくりをしてもらいました。
10年先、20年先にはまた家族構成やライフスタイルが変化することでしょう。でも、そのことも想定して、対応できるようなプランになっているんです。備えあれば憂い無しですね。